介護福祉用具レンタル企業がRAG型社内FAQチャットボットを導入

社内FAQが社長に集中し、業務が止まっていた課題
茨城県龍ヶ崎市を拠点とする本企業は、介護福祉用具の販売・レンタルを手がける地域密着型の企業。
従業員数は約30名で、地域包括支援センターやケアマネジャー、介護施設などと連携しながら日々業務を行っています。
小規模な組織ゆえに、社内規定や手当のルールに関する質問がすべて社長に集中。
そのたびに業務が中断し、社員も回答を待つしかない——そんな“質問の渋滞”が日常的に発生していました。
RAG型社内FAQチャットボット導入で「聞けばすぐ分かる」状態へ
マニュアルは存在していたものの、内容が長く目的の箇所を探すのが大変。
「社内規定を読むより、社長に聞いたほうが早い」という状態でした。
そこで導入したのが、RAG(Retrieval-Augmented Generation)型の社内FAQチャットボット。
PDF形式の社内規定をベースにPineconeでベクトル化し、ChatGPT APIとLINEを連携。
社員はLINEで質問するだけで、該当ルールを瞬時に確認できるようになりました。
ヒアリングからリリースまではわずか1か月。QuickBuildが設計から導入、効果測定まで一貫して支援しました。
LINE連携のFAQチャットボットで質問対応を90%削減
導入後は、社長への直接質問がほぼなくなり、直接連絡は90%減少。
社員も気軽に質問できるようになり、質問件数は20%増加。
忙しいときに気兼ねなく質問できるようになった
回答が早くて助かる
結果として、質問対応にかかっていた時間が大幅に削減され、社内コミュニケーションの効率が一気に向上しました。
介護施設・ケアマネ向け顧客FAQチャットボットへの展開
今後は、社内利用だけでなく、介護施設やケアマネジャーなど顧客からの問い合わせ対応にも展開予定。RAG技術を活用し、外部との情報共有を自動化する仕組みづくりを進めています。
中小企業でも始められるRAG型社内FAQチャットボット
RAG型FAQチャットボットの導入により、「社長しか答えられない質問」からチーム全体で情報を共有できる体制へ。
QuickBuildは、こうした中小企業の“身の丈に合ったAI導入”を今後も支援していきます。


